2022年01月27日
知ってください!内野七郎神社!!
内野七郎神社(井手の神)
所在地:佐賀市富士町大字内野61-2


鳥居には、七郎大明神となっております。
●神社
七郎神社とは、大権修理菩薩護法臣神(海や河を護る神)であり、内野七郎神社の守り神は、稚足彦(わかたらしひこ)天皇(第13代成務天皇)である。



井手の神(内野七郎神社)
湯の里橋の上部に内野の堰がある。現在はコンクリート造りの立派な堰であるが、大正の初め第一発電所ができる前までは芝の堰であった。そのため、大雨が降るたびに決壊し、その度に大勢の人がかり出され復旧工事にあたった。
正徳3年(1713)、大雨のため堰は流され復旧工事は進まず、人々の苦悩は増すばかりで社寺で祈祷まで行われるようになった。
内野に新吾左衛門という農民がいた。新吾左衛門も毎日工事に出て一所懸命に働いた。ある夜、疲れて寝ていると、夢枕に七郎神が現れて、「工事がはかどらないのは、水神の怒りがあるからで、誰か人柱に立てば水神の心も和み工事は完成するだろう。」というものであった。新吾左衛門はそのことを、翌朝役人に告げた。役人は人柱まではと思ったが、いつまでたってもはかどらぬ工事にとうとう人柱を立てることにし、人々を集めてその話をした。進んで人柱に立とうという者など無く、とうとう役人は仕方なく「左ないのアシナカを履いた者を人柱に立てる。」と言い渡した。左ないのアシナカを履いた者は新吾左衛門一人であった。普通左ないのアシナカを履くことはないので、新吾左衛門は七郎神が夢枕に立ったときから人柱に立つのは自分しかないと覚悟を決めていた。新吾左衛門の犠牲により、さしもの工事も完成し、枯れかけていた田に水が行き渡るようになった。その後、内野の人々は新吾左衛門の霊を慰めるべく浄財を募り石祠を建立し、井手の神と崇めたという。
正徳3年(1713)8月10日、新吾左衛門は「義徳浄流居士」となり、徳をしのび多くの浄財が寄せられ、その一部で内野の七郎神社が建立された。
内野の西光寺の過去帳に次のように記されている。
義徳浄流居士 正徳三巳歳八月十日
内野新吾左衛門事内野堰ニ人柱立セシニ依リ井手神ト祟メ村中ヨリ祠堂銭八貫目施入ス又七郎社託宣ノ冥加ニ付宝殿 ◎殿ヲ建ル也
出典:富士町史下p.558〜p.559・p.759



地図
所在地:佐賀市富士町大字内野61-2
鳥居には、七郎大明神となっております。
●神社
七郎神社とは、大権修理菩薩護法臣神(海や河を護る神)であり、内野七郎神社の守り神は、稚足彦(わかたらしひこ)天皇(第13代成務天皇)である。
井手の神(内野七郎神社)
湯の里橋の上部に内野の堰がある。現在はコンクリート造りの立派な堰であるが、大正の初め第一発電所ができる前までは芝の堰であった。そのため、大雨が降るたびに決壊し、その度に大勢の人がかり出され復旧工事にあたった。
正徳3年(1713)、大雨のため堰は流され復旧工事は進まず、人々の苦悩は増すばかりで社寺で祈祷まで行われるようになった。
内野に新吾左衛門という農民がいた。新吾左衛門も毎日工事に出て一所懸命に働いた。ある夜、疲れて寝ていると、夢枕に七郎神が現れて、「工事がはかどらないのは、水神の怒りがあるからで、誰か人柱に立てば水神の心も和み工事は完成するだろう。」というものであった。新吾左衛門はそのことを、翌朝役人に告げた。役人は人柱まではと思ったが、いつまでたってもはかどらぬ工事にとうとう人柱を立てることにし、人々を集めてその話をした。進んで人柱に立とうという者など無く、とうとう役人は仕方なく「左ないのアシナカを履いた者を人柱に立てる。」と言い渡した。左ないのアシナカを履いた者は新吾左衛門一人であった。普通左ないのアシナカを履くことはないので、新吾左衛門は七郎神が夢枕に立ったときから人柱に立つのは自分しかないと覚悟を決めていた。新吾左衛門の犠牲により、さしもの工事も完成し、枯れかけていた田に水が行き渡るようになった。その後、内野の人々は新吾左衛門の霊を慰めるべく浄財を募り石祠を建立し、井手の神と崇めたという。
正徳3年(1713)8月10日、新吾左衛門は「義徳浄流居士」となり、徳をしのび多くの浄財が寄せられ、その一部で内野の七郎神社が建立された。
内野の西光寺の過去帳に次のように記されている。
義徳浄流居士 正徳三巳歳八月十日
内野新吾左衛門事内野堰ニ人柱立セシニ依リ井手神ト祟メ村中ヨリ祠堂銭八貫目施入ス又七郎社託宣ノ冥加ニ付宝殿 ◎殿ヲ建ル也
出典:富士町史下p.558〜p.559・p.759
地図
2022年01月20日
知ってください!富士町のモルック!!
富士町のモルック
富士町体育協会(原敏朗会長)では、フィンランド発祥のスポーツ「モルック」を町内の軽スポーツとして普及させるため体験会などを行っています。


モルックの道具40セットを、富士大和森林組合に地元産の杉材を使い製作を依頼し、スキットル(ピン)の頭数字を富士中学校の生徒に書いてもらい、町内の小中学校や校区の公民館などに寄贈しています。
年齢や体力に関係なく、学校や地域で遊んでもらい、町内での大会を計画しています。



モルック ルール
●概要
・プレイヤーは、モルッカーリと呼ぶ投げる位置を示す道具内から、モルックと呼ぶ木製の棒を投げて、3~4m先のスキットルと呼ぶ木製のピンを倒します。
・スキットルの倒れた本数と頭に書かれた数字により得点を得ます。
・その得点の合計を先にちょうど50点にしたプレイヤーの勝利です。


●ゲームの進め方・得点方法
①プレイヤーの先攻・後攻を任意の方法で決めます。
②最初のプレイヤーが投げた後、両プレイヤーが交互に投げていきます。
③倒れたスキットルは、倒れたその位置に起こし立てます。
④得点方法は、倒れたスキットルの本数か頭数字を得点とし加算していきます。
スキットルの倒れた本数が、0本なら0点、1本だと倒れたスキットルの頭数字を得点とし、2本以上倒れたら、倒れたスキットルの本数を得点とします。
※なお、数えるのは完全に倒れたスキットルのみとします。モルックや別のスキットルの上に重なったものは数えません。

⑤ちょうど50点になったプレイヤーが出たらラウンド終了です。
※もし50点を超えてしまったら、そのプレイヤーの得点は25点に戻り再開です。


●その他のルール
・投げるときにモルッカーリに触れたり、踏み越えるとファウルとなり得点になりません。
・3回連続で得点できなかった(スキットルを倒せなかった)プレイヤーは失格となり、そのラウンドは終了となります。そのプレイヤーの得点は0点となります。
・モルックを投げるのは、下手投げで行います。
富士町体育協会(原敏朗会長)では、フィンランド発祥のスポーツ「モルック」を町内の軽スポーツとして普及させるため体験会などを行っています。
モルックの道具40セットを、富士大和森林組合に地元産の杉材を使い製作を依頼し、スキットル(ピン)の頭数字を富士中学校の生徒に書いてもらい、町内の小中学校や校区の公民館などに寄贈しています。
年齢や体力に関係なく、学校や地域で遊んでもらい、町内での大会を計画しています。
モルック ルール
●概要
・プレイヤーは、モルッカーリと呼ぶ投げる位置を示す道具内から、モルックと呼ぶ木製の棒を投げて、3~4m先のスキットルと呼ぶ木製のピンを倒します。
・スキットルの倒れた本数と頭に書かれた数字により得点を得ます。
・その得点の合計を先にちょうど50点にしたプレイヤーの勝利です。
●ゲームの進め方・得点方法
①プレイヤーの先攻・後攻を任意の方法で決めます。
②最初のプレイヤーが投げた後、両プレイヤーが交互に投げていきます。
③倒れたスキットルは、倒れたその位置に起こし立てます。
④得点方法は、倒れたスキットルの本数か頭数字を得点とし加算していきます。
スキットルの倒れた本数が、0本なら0点、1本だと倒れたスキットルの頭数字を得点とし、2本以上倒れたら、倒れたスキットルの本数を得点とします。
※なお、数えるのは完全に倒れたスキットルのみとします。モルックや別のスキットルの上に重なったものは数えません。
⑤ちょうど50点になったプレイヤーが出たらラウンド終了です。
※もし50点を超えてしまったら、そのプレイヤーの得点は25点に戻り再開です。
●その他のルール
・投げるときにモルッカーリに触れたり、踏み越えるとファウルとなり得点になりません。
・3回連続で得点できなかった(スキットルを倒せなかった)プレイヤーは失格となり、そのラウンドは終了となります。そのプレイヤーの得点は0点となります。
・モルックを投げるのは、下手投げで行います。