2019年01月26日
知ってください!川上川第二発電所
川上川第二発電所
所在地:佐賀市富士町小副川2177番地

大正3年(1914年)5月22日竣工。

提供:山中重義様より、昭和11年2月26日使用開始の古湯名所絵葉書。
当時は洋風建築が多く作られていたらしく、この発電所もハイカラにデザインされた窓などを持つ洋風建築となっています。
川上川沿いの自然景観の中で、アクセントにもなり対岸より写生されている光景も見かけました。
2011年には、佐賀市より「都市景観重要建築物等」として指定されています。

配電盤室は、おおむね左右対称にデザインされており、中央上端に鎧戸を設け、その上部には花崗岩のセグメンタルアーチが用いられています。下屋部の直流電源室の窓にも、上下左右にキィストーンが用いられた円形フィックス窓が用いられるなど、外観にアクセントをつけた上品なつくりになっています。滑車付きの摺上げ木製硝子窓も残り、外から見えないところへのこだわりが伝わります。
発電機室は、敷地裏手の崖の落差を利用するように計画され、ドイツ・シーメンス社製の発電機2台が据え付けられたものです。その後、大正11年に発電機増設のために北側が増築されています。1層目の窓部は配電盤室と同様に滑車付きの摺上げ木製硝子窓が用いられるなど、構造は異なるものの、配電盤室と統一されたところも見られます。
※出典:佐賀市都市景観重要建築物等より









有効落差38.2メートル、最大2,200キロワットを発電している。
水圧管:1条/長さ83.4メートル/管の直径1.8メートル/管の厚み9ミリ
水車:横軸フランシス水車1,067キロワット2台/縦軸フランシス水車709キロワット1台
使用水量:毎秒2.67トン3台/毎秒2.23トン1台
発電機:横軸同期半閉型940KVA2台/縦軸同期開放型860KVA1台
※出典:富士町史上巻752頁より


水の引き込みは、嘉瀬川ダム下の嘉瀬川発電所から山の地中を通って須田地区の旅館杉乃家下へ到着して、発電所の水車へ流れ込み発電する。






地図
所在地:佐賀市富士町小副川2177番地
大正3年(1914年)5月22日竣工。

提供:山中重義様より、昭和11年2月26日使用開始の古湯名所絵葉書。
当時は洋風建築が多く作られていたらしく、この発電所もハイカラにデザインされた窓などを持つ洋風建築となっています。
川上川沿いの自然景観の中で、アクセントにもなり対岸より写生されている光景も見かけました。
2011年には、佐賀市より「都市景観重要建築物等」として指定されています。
配電盤室は、おおむね左右対称にデザインされており、中央上端に鎧戸を設け、その上部には花崗岩のセグメンタルアーチが用いられています。下屋部の直流電源室の窓にも、上下左右にキィストーンが用いられた円形フィックス窓が用いられるなど、外観にアクセントをつけた上品なつくりになっています。滑車付きの摺上げ木製硝子窓も残り、外から見えないところへのこだわりが伝わります。
発電機室は、敷地裏手の崖の落差を利用するように計画され、ドイツ・シーメンス社製の発電機2台が据え付けられたものです。その後、大正11年に発電機増設のために北側が増築されています。1層目の窓部は配電盤室と同様に滑車付きの摺上げ木製硝子窓が用いられるなど、構造は異なるものの、配電盤室と統一されたところも見られます。
※出典:佐賀市都市景観重要建築物等より
有効落差38.2メートル、最大2,200キロワットを発電している。
水圧管:1条/長さ83.4メートル/管の直径1.8メートル/管の厚み9ミリ
水車:横軸フランシス水車1,067キロワット2台/縦軸フランシス水車709キロワット1台
使用水量:毎秒2.67トン3台/毎秒2.23トン1台
発電機:横軸同期半閉型940KVA2台/縦軸同期開放型860KVA1台
※出典:富士町史上巻752頁より
水の引き込みは、嘉瀬川ダム下の嘉瀬川発電所から山の地中を通って須田地区の旅館杉乃家下へ到着して、発電所の水車へ流れ込み発電する。
地図